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あばら骨の骨折やひび（ヒビ）の症状
肋骨・胸骨骨折
あばら骨（肋骨）の骨折の症状は意外と自覚しにくい場合があります。
肋骨骨折の症状では筋肉痛程度の痛みの場合が多いからです。
肋骨骨折か筋肉痛かの判別として１週間経ってもあばら骨近辺の痛みが引かず
さらに２週間、３週間と続く場合には筋肉痛ではなく肋骨骨折を疑いがありますので病院で診察してもらいましょう。
その他の症状として、骨折したと思われる場所に強い痛みがある、
大きく深呼吸するとあばら骨が痛む、咳やくしゃみをするとあばらの痛みが強くなる、
骨折した場所を押すと強い痛みがある、骨折した場所から離れた胸を圧迫しても、痛みが出るなどの症状があります。
強い外からの衝撃で発生した場合には、肺の損傷を合併している場合があります。
胸のなかに血液がたまる病気である血胸などを合併している場合も考えられるので注意しましょう。
あばら骨の骨折、ひび（ヒビ）がある場合の診断と治療
主に診断はレントゲン検査で行います。
しかし、あばら骨にずれを認めない症状ではひび（ヒビ）や骨折線が発見できない事もあります。
また、肋軟骨部での骨折の場合、肋軟骨がレントゲンに写らないため診断難しい場合があります。そのため、問診や自覚症状、なども重要視し、診断にあたる事が大切です。自分の症状を適切に医師に説明できるようにしておきましょう。
最近ではX線での検査も増えてきています。
胸部を厚手のタオルなどを当て、三角巾などで巻いて軽く圧迫すれば応急処置として痛みを軽減できます。